gauloisの日記

随想その他

12月20日

いつもより睡眠時間を減らしたところ体調が良かった。先ほど、市販されているお菓子を食べたお腹をこわしている

12月19日

昼ごろまで布団に閉じこもり、それから神保町へ行き太宰治の評論を買った。そのまま九段下の北の丸公園へ行き、寒風の中ぼーっとしていたところ子供がプープー鳴る靴を履いており、音の出所を不思議そうに探していた。

赤ずきん

赤ずきんが、通りかかった貴族の赤い帽子に憧れたところに父親に対しての情愛から早く大人になりたいと願う思春期の女の子の欲望が投影されている。赤という色が処女喪失や、月経の始まりを表しているのか、ただ権威の色としての表象にすぎないのかどうかは…

そこにあるから、ある

「そこにあるから、ある」 ただのトートロジーだけど、よく考えてみると世界のあり方が見えてくるかもしれないので、何かしら力添えできれば幸いです。 非常に抽象的な話なので、よくわからないという人はつまらなく感じるだろうと思う。予めご容赦。 ------…

巖谷國士-「シュルレアリスムとは何か」より第二章-メルヘンとは何か 続き

(続き) おとぎばなしでは人間の心理のこまかいところが反映しないように語られている。なぜなら、おとぎばなしは個人が作ったものではないから。 おとぎばなしと似たものに、神話というものがある。これは天地に起こったことだったり、民族とか国の発生(起源…

巖谷國士-「シュルレアリスムとは何か」より第二章-メルヘンとは何か

メルヘンとはもともと、ドイツ語のメールヒェン(Märchen)を指して「お話」という意味。日本語では、少女の好む夢のような世界をメルヘンと呼ぶ。しかし、ほんとうの意味ではない。きれいな日本語になおすなら「おとぎばなし」。 「メルヘン」は、とてもフワ…

紅茶

さいきん、いやに心がどきどきしていて、なんだか落ち着かない日々を送っていた。本を開いても30分経つと文字が浮かんでは逃げていく。ああこれは、と思い、あしたは朝早く起きて出かけよう、そう思った。 いつもより早い電車に乗り込み、目的地に着くと、…